初めまして、IL仙台で学生アルバイトをしているy-saitoです。
2017年11月から働き始めたアルバイトですが、大学受験のために今月末で退職することにしました。
今回は、実際にどのような事をしてきたのかや、どのような経験を積めたのかをご紹介したいと思います。
どうしてILでアルバイトを?
小学生のころからパソコンが好きで、プログラミングをしたり自宅サーバーを立ててSSHにブルートフォースされたりとのんびり暮らしていました。
中学を卒業して高専に進学していたのですが、プログラミングで働きたい!と2年生の半ばで高専を飛び出し、時間に余裕のある通信高に編入しました。
さて、どこで働こうかと考えた時、高専入学前にとあるSlackでILの某氏から「こんどILの仙台支社が出来るんだけどアルバイトしない?」と誘われていたのを思い出し、応募してみることにしました。
受かるか不安でしたが、トントン拍子で話が進んで17歳にしてなんとIL仙台でプログラミングのアルバイトをすることになったのです!
どのような事をしてきたの?
入社してから1年間は社内フリーランスとして色々な問題を解決しました。
- 社内ネットワーク設計に関連したルーティング構成検討や仕様書に乗っていない動作についての調査
- 新オフィスのLAN配線計画の立案と実際の配線作業
といったインフラ作業をしたり、以下のような開発をしました。
TwitterやFacebookのブログ更新告知投稿を社内Slackに通知するBot
- https://github.com/infiniteloop-youth/notifook
- TwitterやFacebookのユーザーだけではなく、社内の人にもブログが更新された事を伝えるために作りました。
pingで共有端末の死活監視をするBot
- https://github.com/infiniteloop-youth/upping
- 共有端末のシャットダウンを忘れないように、pingを使って簡易的に死活監視をするようにしました。
Slackの古いファイルを削除するBot
- https://github.com/infiniteloop-youth/reinigung
- Slackに古いファイルが貯まってきたので、定期的に削除してくれるBotを作りました。
- 削除する前にファイルのバックアップを取ってくれるので、後から消されたファイル探す事もできます。
ルーターのメトリクスを可視化したページ
- https://github.com/infiniteloop-youth/rtx-monitoring
- NATディスクリプターテーブルが溢れる事があったので、Grafanaでメトリクスを見れるようにしました。
- Grafanaの機能で溢れる前にSlackでアラートを飛ばせるようにしました。
- SNMPではなくtelnetでコマンドを実行して、実行結果からメトリクスを取得しています。
Slackの投稿をまとめるウェブサービスへの機能追加
- https://github.com/infiniteloop-youth/togelack
- GitHubで公開されているOSSで、社内向けにサーバーを立てて動かしています。
- 社内からのフィードバックを元に、機能追加やバグ修正をしました。
- いがらしさんに助けてもらいながらupstreamにPRを提出し、マージされました?
そして、最後の1年はなんと!ブラウザベースの業務システムを作っているプロジェクトに所属させていただきました!!
クライアントワークにつきあまり詳しいことは書けないのですが、プロジェクトでは
- 仕様書を元に機能を実装
- ユニットテストの修正や作成
- ソフトウェアの価値を上げるための改善について提案
- チームミーティングに参加し仕様検討
- バグの報告・修正
といったことをしました。
どんな経験を積めたの?
コードレビューを通して、メンテナンス性・可読性といった点を意識するようになりました。
ただレビューされるだけではなく、相互でレビューをする事でテストの大切さや品質などの概念を学ぶ事ができました。
また、新しい技術や概念の導入をすることでソフトウェアの価値だけではなく開発者自身のスキルアップに繋がるといったことも学べました。
実際に提案する時は、新しい技術や概念をプロジェクトに導入していく上で、どうすれば今ある負債を減らす事が出来るのか、未来に負債を残さないようにする事が出来るのか、という視点で技術選定をするように心掛けました。
色々な提案をし、工数や納期などの兼ね合いですぐに導入とはならない物もありましたが、出来る限りの提案をさせていただきました。
他にもGitHub Flowによる開発など、個人で開発しているだけではなかなかできない経験を積む事ができました。
終わりに
2年ほど働かせて頂きましたが、趣味では絶対体験できないような世界で沢山の経験を地元仙台で積むことができました。
また、色々な特技や沢山の経験を持つ社員の皆さんと交流することで、沢山の知識や色々な考え方を知ることができました。
最初に高専を中退した時はどれぐらいやっていけるのか心配でしたが、社員やアルバイトの皆さんに助けてもらいながらここまで成長する事ができました。
高専で学ぶよりもより実践的でより色々な知識が求められますが、その分得られた価値はとてもかけがえの無い物だったと思います。
また、当初は大学進学の予定はなかったのですが、アルバイトをしていく中で「数学などの基礎教養をしっかり学びたい」「専門的な分野をもっと学びたい」と思うようになり、大学進学をする事にしました。
人生ハードモードになるのでしっかりと将来設計をして考えた上で選択すべきだとは思いますが、このような進路選択もある、という事を伝えられていれば嬉しいです。
仙台でもこんなに沢山の体験や経験ができるプログラミングのアルバイトが出来ちゃうんです。そう、IL仙台ならね。
仙台でプログラミングのアルバイトしたい、スキルアップしたい!という方は是非一度IL仙台に来てみてください。
インフィニットループ仙台支社では自分のスキルを活かしたい高校生・大学生を募集しています!