こんにちは。広報担当です。
インフィニットループでは3Dデザイナーの募集をしています。インフィニットループの社員、3Dデザイナーの後藤大宗さんにインタビューをしました。VR開発における3Dデザイナーについて、実際の仕事内容や業務で気をつけていることなど聞いています。
3Dデザイナーのお仕事に興味のある方、インフィニットループでの就業を検討されている方はぜひご一読ください!
「バーチャルキャスト」でキャラクター等のモデリングを担当
Q.携わっている業務について教えて下さい
現在は関連会社である株式会社バーチャルキャストに出向し、バーチャルキャストで使用する背景やキャラクターのモデリングを行っています。出向と言っても札幌本社は同じ場所ですので職場環境の変化はまったくありません。
職種としてはモデラーですが、モデリングだけではなくVRコンテンツで使用するアセットのデザインからスクリプトの作成までを行なったりと作業範囲は広く、コンテンツにトータルで関わることができます。日々新しい発見をして勉強しながら取り組んでいます。
制作はデザイン画の作成から行うケースも多いです。ビジュアルを提案していく必要があるため、ある程度絵が描ける方がスムーズに業務に慣れていけるでしょう。同時にモデリングにちょっと自信がなくても絵が描けたりデザインが得意な方は充分対応できると思います。
制作からリリースまでの期間が比較的短いのも特徴の一つです。制作するモチベーションが保ちやすいので、いろいろなことに挑戦したい方にオススメできます。アイデアをどんどん実現できるのも楽しいですよ。
-確かに後藤さんの机にはIL社内ではあまり見かけない、鉛筆・消しゴム・デッサン用のノートが常に置いてありアナログの方法も使い取り組んでいるようでした。
探究心を持って楽しみながらやりましょう!
Q.どんな仲間と出会いたいですか?
あたりまえかも知れませんがVRコンテンツに興味、関心がある方が良いですね。VRコンテンツは従来のゲームの文法とは異なる部分も多く、実際に画面で見た際によくできたと思えるモデルでもVR空間内で見て見るとイマイチ…… ということが多々あります。みんなに楽しんでもらいたい、自分も楽しみたい。そのために出来ることへの探究心は技術だけがあっても続きません。
開発側も色々と模索しながらノウハウを貯めているので、実際に自分で意欲的に体験してみて「ここはこうしたほうが没入感が上がるぞ」といったように探求できる人だといい作品を作っていけると思っています。
Q.技術だけはないということですね
モデリングソフトの習熟度はあるに越したことはないですがそんなに重要視はしていません。基本的にはゲーム用アセットのローポリゴンモデルの制作ができればファーストステップとして充分だと考えています。
現在の主な使用ツールはBlender,MAYA,Zbrushですが規則で決まっている訳ではないので、相談いただければ導入を検討します。
先ほど話したデザインやイラスト経験と同じく、制作したアセットに対して制御用のスクリプトを書いたりもするのでプログラミングの知識があると作品により深く関わることができるので良いと思います。
自分も業務で使い始めるまでほとんどプログラミングをしたことがなかったのですが、1ヶ月ほど苦しんだあとにいつの間にかできるようになっていたので業務をこなしていく中で自然に覚えることができると思います。幸い弊社はほとんどエンジニアで構成された会社なので、わからないことを聞いたり、教えてくれる仲間には困りません。
「相談力」は強力なスキルのひとつ!
Q.仕事をする上で大事にしていることはありますか?
「相談力」ですね。デザインしてモデル作って終わり!ではなく最終的に動くようにするためにプログラマーの方に組み込んで貰う必要があります。既存の仕組みの中でやろうとすると困難なことも、プログラマーに相談して新しい機能を加えてもらったりすることであっさり解決できたりします。逆に自分が行おうとしている手順が実はプログラムの処理的に高負荷で避けるべき手法だったり…
VR開発にはたくさんのスタッフが関わっています。それぞれの仕事を連携しながらひとつのプラットフォームへ向かって初めてサービスとして提供することができます。
自分の専門外の分野の人ともコミュニケーションをとって相談しながら業務に臨むことでベストな手法を選択できるのではないかと思っています。「相談力」を持つことは業務を全うしていく上で、大切なスキルのひとつと言っても良いかも知れません。
Q.今後取り組みたい仕事、チャレンジしたいことはありますか?
割と規模の大きめのVR空間を作成するような仕事がしたいですね。
今まではVRの基盤を作る段階でいろいろと制約が多かったのとモデル製作の人員的なリソース不足で実現が難しい状況があったのですが、今後はもっと積極的に実現できる環境を作って行こうと思います。
また2月に母校で開催された「VRプログラミングスクール&ハッカソン」に審査員として招いていただいたのですが、学生のみなさんが熱心に勉強する姿やアプリ制作に取り組むのを見て、常にチャレンジしたいことを見つけるのはこの仕事にとってとても大切なことだと改めて思っているところです。
(山形新聞:VRアプリ披露、学んだ技術駆使 米沢・6チーム、県外学生も参加)
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