インフィニットループ 広報ブログ

2024年12月02日 (月)

著者 : tek_koc

【ボードゲーム部】「ドミニオン」ブーム再燃の秘訣

最近、ボードゲーム部ではアプリ版のドミニオンが流行しています。

ドミニオンはデッキ構築というジャンルを流行らせた人気のボードゲーム(カードゲーム)で、ボードゲーム部でも人気のゲームでした。
10種類以上出ている拡張セットもどんどん買い足して、一時期は毎週のように徹夜して遊んでいました。
簡単なルールながら、使うカードの組み合わせを変えることでプレイの感覚が全然変わるので、それこそ何百回も何千回も遊べるゲームとして、ボードゲーム部で過去に一番遊ばれていたゲームですし、僕もとても大好きなゲームの一つです。

ですが時の流れは悲しいもので、拡張セットが増えてきて徐々に複雑になったこと、コロナ禍で直接ボードゲームで遊ぶ機会が減ったことなどを理由に、気づけばここ数年はほとんど遊ぶ機会がなくなってしまいました。
また遊びたいねとみんな言うものの、時間が合わなかったり、他にもやりたいゲームがあったりして、なかなか遊べていないのが実情です。

僕はボードゲームで遊ぶときの物理的な感触や、人とワイワイしながら遊ぶ感じがとても好きです。
なので、できれば実際のカードで遊びたいという気持ちが強かったのですが、それでも遊べないよりはいいだろうということで、ボードゲーム部のみんなでアプリ版で遊ぶようになりました。

すると、これが面白い。面白いし、遊びやすい。

セットアップも片付けも簡単で、プレイも高速で、複雑になったルールでも間違うことなくプレイできる。
確かにデジタル版特有の味気なさも感じます。
デッキ構築なのに実際にデッキを作っている感触がないとか、自分でシャッフルする気持ちよさがないとか。カードゲームとしての気持ちよさが減ってないといえば嘘になります。
でも、それらに目を瞑っても、サクサク遊べてゲームそのものに集中できるのはかなり満足度が高いです。操作感がいいだけじゃなく、効果音がいいのも気に入っています。

何より魅力的なのは、非同期プレイという遊び方です。
普通にボードゲームをやると当然お互い時間を合わせて遊ぶ必要があるのですが、非同期プレイという方法だとお互いプレイできるときに自分のターンをプレイすることで、空き時間に少しずつプレイすることができるようになりました。
自分のターンが来るとスマホに通知が来るので、息抜きにスマホを見たときに自分のターンが来ていたらプレイする、という感じで遊んでいます。
(もちろん、業務時間外だけプレイしています)

非同期プレイだと(自分の記憶とか把握力が許す限り)同時に何ゲームでもプレイできるので、ボードゲーム部の有志たちと何ゲームも並行して遊んでいます。
おかげで実際のカードで遊んでいた頃と比べてもずっと多くプレイすることができています。

もちろん非同期プレイにも問題はあって、どうしても一つ一つのゲームのプレイが大味になってしまいます。
前のターンでやったことを忘れがちだし、まとめて複数のゲームをやるから見逃しや勘違いが多くなるし、気付いてたら終わって負けている、ということも多いです。
やらないよりはいいと割り切ってるものの、同期プレイよりもさらに味気ないなと感じるのが正直な感想です。

ただ、たまにプレイしていると、お互いゲームに気持ちが入ったのか、非同期プレイのはずなのに同期的にプレイすることがあります。
示し合わせているわけでもないのに、お互いのターンを待ったらすぐにプレイして、そのままゲームの最後まで一気にプレイする、ということがよくよくあります。

直接言語でやり取りしてるわけでもないのに、プレイの雰囲気だけでいきなり一緒にプレイするようになる瞬間が、今までにない新しいつながり方だなと思って、とても温かい気持ちになります。
暖かくなるというか、ゲームに熱くなってるだけなんですけどね。

ボードゲームの遊び方も人との関わり方も年々変化しているなと感じますが、それでもその時々新しいコミュニケーションの形が生まれるのは不思議で面白いなと思います。


ボードゲーム部では一緒にボードゲームを遊ぶメンバーを募集しています。
実際に対面で遊ぶのはもちろん、オンラインで通話しながら遊んだり、非同期で空き時間に遊んだり、色々な方法で交流していけたらなと思っているので、ぜひ一度採用情報をご覧ください。