matsuiです。
半年ほど前、Raspberry Pi上でゆっくりボイスをしゃべらせるラズベリーゆっくりの構築という記事を書きました。
最近、公式からRaspberry Pi上でゆっくりボイスを音声合成する「AquesTalk Pi」というソフトがβ公開されたようなので、試してみました。
→ N.Yamazaki’s blog 【β版公開】Raspberry Piで音声合成する「AquesTalk Pi」
使い方
使い方は簡単で、Raspberry Pi上に落としてきたtar.gzを展開して実行するだけです。
現在はまだベータ版で、商用利用も禁止とのことなので、とりあえず家のラズベリーパイで試してみました。
$ uname -a Linux raspberrypi 3.6.11+ #474 PREEMPT Thu Jun 13 17:14:42 BST 2013 armv6l GNU/Linux
OSはRaspbianなのですが、上記の環境で問題無く動きました。
UTF8で引数を渡すと標準出力でwavファイルが出力されますので、保存するかパイプでそのまま食わせてやればOKです。
$ ./AquesTalkPi "ゆっくりしていってね。漢字も読めるよ。" | aplay
スピードをやや遅めると、よりゆっくりっぽさが出ます。
$ ./AquesTalkPi -s 80 "スピードやボリューム調整もできるよ" | aplay
その他のオプションはヘルプで確認できます。
$ ./AquesTalkPi -h
まとめ
自宅では、ゴミの日をしゃべらせたり、Googleカレンダー上にある1日の予定を喋らせたりしているのですが、これがラズベリーパイだけで完結できるようになるのは嬉しいです。
セットアップや使い方も凄く簡単で素晴らしいです。
しかも本体から買いそろえてもトータル数千円で済んで、なおかつコンパクトというのがいいですね。
家にテキストを読み上げる機器があるというのは、思いのほか便利なものですので、ぜひ試してみてください。
ビジネス用途にも色々と使えそうなので、はやく正式版になってライセンス販売もして欲しいものです。