IL仙台の中野です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
コロナもまた流行っておりますが、インフルエンザの時期でもありますので、お気をつけください。
さて、だいぶ遅くなりましたが、8月末に【タガヤス その27】「わくわく Unity! 〜CPUとGPUを酷使しよう〜」をリモートで開催させていただきました。
今回はそのレポートとなります。
今回はUnity!
弊社サーバ側のお仕事が多いので登壇内容もそちらによりがちなのですが
ネタを探したところ、Unityで良い感じに熱いことをおこなっているスタッフがおりましたので
これを伝えない手はない!ということで、今回はクライアント、Unityのお話となりました。
ひとつ目はVRChat
ひとつ目は、myxyさんの「VRChatでお酒が注げる飲み物アセットの紹介」です。
3Dに数学はつきものですが、まさに!という内容で
- 計算式とレイマーチングによるボトル表現
- レイキャストを利用した厚みのある液体描画
- フレーム分割による体積計算の負荷軽減
- etc…
スタイリッシュなアセットからは想像がつかないくらいエグい内容で大好きです!
本人曰く「最初は表面張力を表現したかった」とのことですが、どうなったらこうなるのでしょうね。。。
濃い一杯が楽しめると思いますので、ご参加されなかった方も是非どうぞ
ふたつ目はBurst
ふたつ目は、昨年12月より新たに仲間に加わった村上さんによる
「【Unity/Burst】CPUだけでペンギン10000体アニメさせてみた」です。
昨今のハードウェアはGPUの性能が格段に上がり、GPUの出番が増えてきました。
シャドウ, レイトレーシング, ポストプロセス, スキニング, 物理演算 ありとあらゆる場面でGPUが利用されます。
今ではGPUがカツカツでCPUが空いているという場面も珍しくありません。
そこで「じゃあもっとCPUに働いてもらおう」というのが発端となります。
UnityではBurstというSIMD命令を積極的に利用するコンパイラがあり
これを主軸として高速化されたアニメーション、スキニングを独自実装するという内容でした。
後日談になりますが、登壇時は30fpsでしたが、現状は改良を重ねて60fps出るようになったらしいです。
おわりに
最後に、ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました。
おかげさまで、質問事項もいくつか頂き一方通行ではない良い形のイベントを開催できたと実感しています。
次回もよろしくお願いします!
最後の最後に、弊社ではサーバサイド、クライアント問わずエンジニアを募集しております。
興味がある方は是非こちらからどうぞ!